社員インタビュー

技術

社会的責任に関わる仕事だけに、慎重に作業することが大切

鉄道工事で使用する機械は、故障の際に社会的に与える影響が大きいため、一般の機械より時間をかけ、さらに入念に整備することが求められます。着任した当時の工場長からは「焦るといいことないぞ」と、いつも言われていました。そのことを実感したのは、軌間切り替えの作業を行っていたときです。同じJRの車両でも、新幹線と在来線ではレールの幅が異なるため、車輪を付け替えることが必要なのですが、これは手作業で行う場合がほとんどです。限られた時間の中で、作業を完了しなければならない、そうした意識が先走って、焦りが生じ、私は小さなミスを犯してしまいました。よりにもよって、いつも「焦るな」と教えてくれた工場長の送別会の日だったので、強く印象に残っています。技術者として未熟な自分を反省し、作業は慎重にやらなくてはいけないと、改めて肝に命じました。現在は軌陸車の取扱い説明の勉強中です。軌陸車を貸し出す際は、お客さまの前で取扱い説明をすることが必要なので、営業所の先輩たちに聞いていただきながら練習を重ねています。鉄道東京営業所では、関東一円のすべての鉄道工事の現場を担当しているため、扱う機械の種類は多種多様です。ここでしっかり経験を積んで、一人前のサービスマンになることが現在の目標です。

Pagetop